主婦が同窓会で昔好きだった人と再会して燃え上がるとか、元カレと偶然再会して火がついてしまったとか、テレビなんかではよく見る話ですが、まさか現実に自分の身に降りかかってくるとは夢にも思っていませんでした。

嫁の有美とは結婚して5年です。
子供はまだいなくて、来年お互いに30歳になることもあり、そろそろ作ろうと話していました。
PCMAX

有美は取り立てて美人というわけでもないですが、愛嬌のある顔だと思います。
背も150センチくらいと低く、幼い顔立ちから、いまだに女子大生なんかに間違えられたりします。
そして唯一の売りかもしれませんが、痩せているわりに巨乳です。
ウエストとのギャップが大きいので際立って胸だけが大きく見えます。

有美とは職場の同僚の紹介で知り合いました。
紹介と言っても、私が同僚と食事していたときに、たまたま同じ店で有美が友達と食事をしていたという偶然みたいな感じでした。
その時、テーブルを一緒にして4人で食事をし、私は有美を、同僚は有美の友達を気に入り、それからもよく一緒に食事をするようになりました。
有美と私の同僚は大学時代のゼミが一緒だったという関係で、付き合っていたわけでもなんでもないとのことでした。

最初は4人で食事をしていましたが、徐々に同僚とは別行動というか、有美と2人で遊ぶことが増えました。
彼女と共通の趣味もあり、すぐに仲良くなり、付き合い始めるまでにも1ヶ月程度しかかかりませんでした。
有美と私の共通の趣味はテニスで、実際にやってみたら腕はほぼ互角でした。
週末にテニスをしたり、会社終わりに食事をしたりしているうちに自然と結ばれました。

有美は童顔で、どちらかというと清純というか純情な印象でしたが、セックスは情熱的なものでした。
背が低い女の子はエッチと言いますが、それは本当だったんだなと思いました。

「エッチな女は嫌い?」

情熱的なセックスが終わり、裸で抱き合っていると、有美は心配そうに聞いてきました。
私は彼女を抱き締め、「好きだ」と答えました。

「よかったwじゃあ・・・もう1回・・・してくれる?」

有美は顔を真っ赤にしながら、そんな風におねだりをしてきました。
私は薄っすらと汗に濡れた彼女の艶かしい身体にむしゃぶりつくように覆いかぶさりました。
彼女にキスをすると、すぐに可愛らしい小さな舌が私の口の中に飛び込んできます。
そして私の舌と混じり合って溶け合うくらい激しく舌を絡めてくれます。

私はイッたばかりなのにすでに臨戦体勢でした。
そしてコンドームをつけようとすると・・・。

「・・・今日・・・大丈夫な日だから・・・。嫌じゃなかったら、付けないでして欲しい・・・ダメ?」

私は軽いショックを受けながらも、興奮しきっていたので、そのまま挿入しました。
私は小心者ということもあり、避妊なしで女性とセックスをしたのは初めてでした。
まとわりついてくる生の膣肉の感触に腰が抜けそうなほどの快感を感じ、思わずうめいてしまいました。

「うぅあぁ、翔さん、気持ち良いよぉーー」

有美は、さっきのコンドームありのセックスよりもとろけた顔で私に言いました。
私も、最高に気持ち良いと言いながら腰を振り続けました。
薄いゴムがないだけで快感が倍加して、腰を振り始めてすぐにイキそうになってしまいました。

「あ、あっ・・・アンッ・・・気持ちいい、気持ちいいよぉっ!ク、クリ・・・触って・・・」

有美は恥ずかしそうに耳まで真っ赤にしながらも、さらにおねだりをしました。
付き合い始めて初めてのセックスなのに、こんなに積極的に快感を求める有美に私は、少し引きながらも猛烈に興奮していました。
そして私は限界を迎えて、「ダ、ダメだ、イク・・・」とうめきながら腰を引き抜こうとしました。

すると、「このまま!翔さん、来てぇっ!好きっ!翔さん好きぃっ!!」と有美がしがみついてきました。

マズいなと思いながらも理性が保てず、そのまま彼女の中に射精しました。
私が射精すると、とろけた顔でキスをしてきた有美。
私は今までの人生で一番の快感を感じながら、有美を固く抱き締めていました。

「ゴメンなさい・・・。引いちゃったよね?エッチでゴメンなさい・・・」

元気なく言う有美。
私は、「そんな事ない」と言いながら彼女を抱き締めました。
でも内心は引いていました。

(有美は今までもこんなセックスをしてきたのだろうか?)

そう思うと、(私では手に負えないのでは?)と、引け目も感じてしまいます。
でも彼女は私に抱きつき、何度も好きだと言ってくれました。

こんな、エッチと言うか淫乱と言ってもいい彼女ですが、セックスの時以外は恥ずかしがりで控えめな、真面目な女の子でした。
彼女の大学時代を知っている同僚に話を聞いても、「有美ちゃんって処女だったんじゃない?」と逆に私に聞いてくるくらい、大学時代はウブだったそうです。
彼氏がいたという話も聞いたことがないと言っていました。

私はそれを聞いて胸を撫で下ろしましたが、同時に、(有美は誰に処女を捧げたのだろう?)と疑問も持ちました。
そして、お互いに結婚を意識して、そろそろプロポーズをしようと思っていた頃、彼女の過去のことを聞きました。
それまでも何度も聞こうと思いながらも聞けなかったことを、思い切って聞きました。
有美は恥ずかしそうに顔を赤くしながらも、素直に答えてくれました。

有美は、大学時代に3年間付き合った男性がいる。
そして、その彼に初めてを捧げた。
別れた理由は、一つ上の彼が先に卒業して就職してニューヨークに入ってしまい、自然消滅した、ということでした。

「じゃあ、まだ好きなの?」

私は、嫌いになって別れたわけじゃないという点が気になりました。

「そんなわけないじゃん!翔さんが100%だよーー」

有美は可愛らしく笑いながら言ってくれました。
でも、それを聞いて以来、有美が元カレと生セックスをしている姿ばかりを想像するようになってしまいました。
そして、想像すればするほど嫉妬で燃え、激しく有美を抱きました。
有美も、何となく私が元カレに嫉妬していることに気がついているみたいで、自分がエッチをしたくなると、それとなく・・・。

「今度USJ行こうよ!翔さんって行ったことあるんだっけ?」

「え?まだないよ」

「そっか、私は元カレと2回くらい行ったかなぁ」

こんな会話をしてきます。
私はそれに敏感に反応し、彼女を押し倒すように抱き始めます。
そして嫉妬に狂ったような激しいセックスになり、大きな快感を感じながらも、(有美にコントロールされてるなぁ・・・)と、内心思ったりしていました。

でも有美は、エッチが好きでも貞操観念は高いとわかり、そこは安心しました。
簡単に誰とでもセックスをする・・・そんな事はないと確信を持てました。
そして、そんな確信を持ったからこそ、プロポーズをして結婚に至りました。

彼女との新婚生活は本当に満ち足りたものでした。
ただ週に4~5回のセックスだけは、ちょっとだけ重荷に感じましたが、贅沢な悩みだと思いました。

結婚後、彼女は主婦をしながらパートをするという生活になりました。
料理の腕もメキメキと上達し、何も文句のない妻になった彼女ですが、退屈したり、寂しくしてないか心配でもありました。
でもパート先では友人が出来たようで少し安心しました。
そこは化粧品関係のパートで、職場にはほぼ女性しかいない環境だったので、変な心配もしていませんでした。
実際、パートの仲間との飲み会に妻を迎えに行ったとき、私もちょっとだけ参加したことがありますが、全員女子で年齢も幅広かったです。

そんなある日、偶然が私を襲いました。
有美がパートの仲間と飲み会に行った日、有美と飲んでいるはずのパート仲間達が、小洒落た居酒屋に入っていくのを見かけました。
その店は、私が聞いていた所とまったく違う場所でしたし、そこに妻の姿もありませんでした。
私は妻が体調でも悪くして家に帰ったのかと思い急いで帰宅しましたが、妻はいませんでした。

私の中に一気に疑念が湧きました。

(ウソをついて、どこにいるんだろう?)

私は心配のあまり彼女に電話をかけました。
すると電源が入っていない状態で、私は嫌な汗が出るのを感じました。
それから何度か電話をかけましたがダメでした・・・。
でも22時前に、妻から電話がありました。

「ゴメンなさい、お店が地下だから電波が入らなかったみたい!何だった?」

特に慌てた様子もなく、怪しい気配もない妻。

私は、「乾電池がどこにあるか聞きたかった」とウソをつきました。
そして、「もう見つかったからありがとう」と答えました。

「よかった。じゃあ、今から帰ります」

有美は隠し事をしている気配もなく、可愛らしい声で言いました。

(本当は、今、誰といるんだろう?)

そんな心配で胸が張り裂けそうでした。
でも考えてみたら、さっき見かけたパートの人は私が知っている全員ではありませんでした。

(もしかしたら別グループで別々に飲んでいただけなのかも知れない・・・)

そう思うと少し疑念も薄くなりました。
そして帰宅した彼女は、少し酔ってはいますが、いつも通りの妻でした。

「ゴメンね、遅くなっちゃって。ありがとうございました」と、上機嫌で言う妻。

私は注意深く彼女を眺めましたが、特に怪しいところもありませんでした。

そして変な想像をしていた私は、嫉妬で強烈に欲情してしまいました。
風呂に入ろうとする彼女に抱きつき、そのままキスをしました。
すると、いつもは舌を絡めてくる彼女が慌てて離れるように動きました。

「ダメだよ、まだ歯磨きしてないよ!お酒臭いでしょ?」

慌てて浴室に行く有美。
私は胸の中が不安で染まっていきました。
キスしたとき、一瞬ですが確かに煙草の臭いがしました。
私も彼女も煙草は吸いません。
でも、あれは確かに煙草の味というか、臭いだった気がします。

不安で固まる私。
でも有美はすぐに戻ってきてくれて、私に抱きつきキスをしてくれました。
いつも通りの情熱的なキスをされながら、私は嫉妬で狂ったように彼女を抱き締め、抱こうとしました。

「翔さん、どうしたの?すっごく興奮してるねwでも、ゴメンなさい・・・生理、来ちゃったの・・・」

申し訳なさそうに言う彼女。
私は素直に諦めました・・・。

こんな事があって以来、私は有美を疑いの目で見るようになってしまいました。
そして、これから子供を作ろうと思っていた矢先だったので、私は白黒ハッキリさせなくてはいけないと思い、探偵事務所に依頼をするという思い切ったことをしてしまいました。

そこで私の担当になってくれたのは、意外にも女性でした。
まだ若い彼女に、正直大丈夫かな?と、不安も覚えましたが、話をして不安は消えました。
とても聡明で誠実な印象を受けた私は、その日のうちに正式に依頼しました。

「夫からの依頼だと、8割方は黒なので、ある程度の覚悟はしておいて下さい」

彼女にそう言われて、私はすでに泣きそうでした。

(でも、2割は白なんだ・・・)と、そこに希望を持つことにしました。

しかし、10日後にもたらされた報告は、やはり黒でした・・・。
あまりのショックに彼女の説明もほとんど頭に入らないまま、報告書を手に事務所を出ました。
私はフラフラと歩き、公園のベンチに腰掛けました。
そして震える手で報告書の中身を取り出しました。

相手は元カレでした。
2人で手を繋いで歩く写真。
そしてラブホテルに入っていく写真・・・。
それを見たとき、私の中で何かが爆発したように感じました。
でも、それは怒りや絶望ではなく、激しい嫉妬と激しい興奮でした。

ホテルから出てきた写真などは、有美は腕を組んで楽しそうに笑っていました。
そして元カレは、イケメンとかそういう感じではなく温和そうな男性でした。
優しげな顔をした彼と楽しそうに笑う有美。
どう見ても不倫している2人ではなく、お似合いのカップルという感じでした。

そして、こんな現実を突きつけられたのに、怒りよりも興奮している私。

(衝撃が大きすぎて精神が壊れてしまったのだろうか?)

そんな気持ちでした。

報告書には、この関係がいつからかはまだ不明。
ただ所見としては、まだ日が浅そうだと。
そして、証拠能力はないと書いてありましたが、録音した音声がSDカードに納められていました。
私は、どこでそれを聞こうか迷いましたが、たまに行くネットカフェに行きました。
そしてパソコンにカードを挿し、ヘッドフォンを装着して再生を始めました。

「懐かしい・・・よく来たよね!ラブホテルなんて、すっごく久しぶり!」

思っている以上に鮮明な有美の声がしました。
私はその声を聞いて、やっぱりこれは現実なんだなと思い知りました。

「覚えてた?なんかここ好きだったよね」

聞いたことのない男の声が響きます。

「覚えてるよ。シュウちゃんとのことは全部覚えてるよ」

何とも言えない声で有美が言う。

「ゴメン・・・」
「なんで謝るの?」

「俺がニューヨークなんて行っちゃったから・・・」
「しょうがないよ。それに意地張って私も連絡しなかったんだから、お互い様だよ」

「ホントにゴメン。なんか有美の口から別れ話を聞くのが怖かったんだと思う・・・」
「なにそれwシュウちゃんが私に飽きただけなんでしょw」

有美は無理に明るく言っている気がします。

「そんな事ないって!今だって・・・ゴメン、変なこと言っちゃったよ・・・」
「変なことじゃないよ。嬉しいよ。だって私もだもん!」

「え?俺のこと、まだ好きって思ってくれてるの?」
「そうじゃなきゃ、こんなところにホイホイついてこないでしょ?あっ、でも、違うからね!今日だけだから!私には最高の旦那様がいるんだから!」

こんな状況なのに、私は有美の言葉に嬉しいと思ってしまいました。
浮気は浮気ですが、私から離れていくというわけではないと知り、ホッとしていました。

「そっか・・・でも良いの?旦那さんいるのに、こんなこと・・・」
「こんな事って、シュウちゃんが連れ込んだんじゃん!」

「ゴメン・・・」
「もう謝るの禁止ーーw」

楽しそうな会話が続きます。
そしてこの会話を聞いて、この日が初めての肉体的な浮気をした日なんだなと知りました。

「あぁ、ゴメン・・・」

「もう!んっ・・・」

そして音声が消えました。
ボリュームを上げると微かに水音が聞こえてきます・・・。

(キスをした・・・。有美が元カレとキスをした・・・)

私は信じられないと思いながらも、信じられないくらいに興奮していました。

(妻が元カレとキスをしてるのを聞いて興奮する夫がどこにいるんだろう・・・)

私は、自分が本気で壊れてしまったと怖くなってきました。

「いきなりキスしないでよ!ビックリしたじゃん!!」

「ゴメン・・・」

「また謝ったw・・・もう一回・・・して」

そして、また音声が消えました・・・。