先週末のことです。
職場の送別会があり、久しぶりに繁華街へ繰り出しました。
送別会の後、風俗にでも行こうかと思い、火曜日からエ◯オス投入。
飲むと極端に勃ちが悪くなるんです・・・。
PCMAX

送別会の内容は割愛します。
女っ気のない、野郎10人だけの送別会だったから・・・。

そんなこんなで送別会終了。
予定の風俗に出向くため、そそくさと退散。
店に着くと、オキニはすでに指名でいっぱい・・・。
残りは地雷ばかりなのは知っていたため、がっかりしつつ行きつけのバーに行きました。

週末ということもあり、混み合う店内。
カウンターの端の席に座り、飲み始めました。
しばらくマスターと談笑しつつまったりしていると、隣の席のカップルの様子がおかしい。
なにやら喧嘩をしている様子です。

(まったりムード台無しだな)とホゲーと考えていると、店内に乾いた音が響きました。

男の方がキレて手を上げたようです。

「勝手にしろ!とにかく俺は別れるからな!!」

ポケットから金を出し、カウンターへ投げ捨てる男。
マスター以下スタッフの皆さんはポカーン。
俺もポカーン。
平手を喰らった彼女はカウンターに突っ伏して、エグエグ泣いてます。
ポケットからハンカチを取り出し、そっとエグエグのそばに置く。

「ハンカチ置いておきます。涙拭いてください」

「・・・ありがとうございます」

俺のハンカチを使い、涙を拭うエグエグ。
その様子をぼんやりと眺めていると、あることに気がつきました。

(あれ、誰かに似てる?)

横顔だけですが、確かにエグエグしているのは中学生の時の初恋の娘です!
状況が状況だけに話し掛けるきっかけもなく、ただ横顔を眺めるしかありません。
もじもじしてるとエグエグが俺にぺこりと頭を下げました。

「恥ずかしいところお見せしちゃいました、すみません・・・」

言い終わると顔を上げるエグエグ。
間違いない。
初恋のあの娘だ!!!

「・・・あれ?俺君?」

「うん。Mちゃん?」

「えー!何でこんなところにいるの?」

涙を流しながらキョトンとしてます。

「いや、驚いてるのは俺の方だよ!久しぶりにあったと思ったら・・・」

「あ、うん・・・ゴメンネ・・・みっともないところ見せちゃって・・・」

「気にするなよ。そうだ、一緒に飲まないか?嫌なことは酒の力で流そうよ、ね?」

「うん・・・」

エグエグは水野美紀をちっちゃくした感じです。
(なのでMとしてます)
脳内補完お願いします。

しゃくりながら話すMは痛々しく、今にも壊れそうでした。
ゆっくりカクテルを飲ませながら話を聞きだす俺。
こういうときは誰かに話を聞いてもらったほうがいいよね?
ちなみに年は2人とも今年で29歳です。

平手野郎は高校から付き合っていた野郎で、そろそろ彼女の方は結婚したいなと。
ところが野郎は別に女がいて、そっちを孕ませたことが発覚!
デートの〆の飲みで、問い詰めたところ逆切れからの平手打ち・・・。
そんな話を時おり大粒の涙を流しながら健気に語ってくれました。

店の閉店時間が迫ってきたため、彼女と共に店を出ました。

「家、どこだっけ?送ってくよ」

「いや、いいよ。大丈夫・・・」

酔いのせいなのか失意のせいなのか足元がおぼつかない彼女。
事故にあっても(自殺されても?)寝覚めが悪いので、結局タクシーで自宅まで送ることにしたのです。
タクシーに乗り込み、運ちゃんに彼女の自宅を伝えようとした時でした。

「・・・帰りたくない」

「え?じゃあ、どこかで飲み直す?」(←ヘタレですorz)

「ゆっくり話のできるところがいい・・・」

運ちゃんにホテルの場所を告げました。
ニヤリとする運ちゃんの顔がルームミラーに映ったのには笑いました。
運ちゃん!俺やったよ!

部屋に入り、Mちゃんは酎ハイ、俺はビールで乾杯。
彼氏の話はバーで散々したので、中学卒業後の出来事などをまったり報告。
中学生の頃は憧れだけで、思いを告げたことなどなかったヘタレな俺・・・。

(おい、中学生の時の俺見てるか?今、ラブホにMちゃんといるぞ!)

「ねぇ聞いてる?」

やばい、過去の自分に電波を送ってる場合じゃない。

「え?あぁ、ごめん、ちょっと考え事してた」

「あ、彼女のこと考えてたなー?彼女さんごめんねー、今ラブホにいまーす、ケラケラ」

どうやら元気を取り戻したかな?

「彼女はいないよ。ここ3年くらい女日照りだよw」

「ふーん・・・」

驚くことに、憧れのMちゃんが隣にいるにも関わらず、ナニは沈黙を守ったまま。
酒飲むと勃ちの悪い体が恨めしい・・・。

「お風呂入っていい?」

「あ、そうだね。お湯、張ってくるよ」

タオルやガウンなどを用意しつつ、お湯を張ります。

「そろそろ、いい感じだよー」

「あ、はーい」

Mちゃん、テクテクと風呂場へ登場。

「へー、ラブホテルのお風呂ってこんななんだー」

「ん?来たことない?」

「うん。もっぱらお互いの部屋だったからね」

「そっかー、俺はほとんどラブホテルだったからなぁ」

「ふーん、じゃあ、色々詳しいんだ・・・」

「うはwまぁねwww」

「後で色々教えてもらおうかな?」

「え!?」

「うふふ・・・」

なんだその意味深な笑みは!
ナニの出番は来るのか!?

程なくしてMちゃんは風呂から上がり、代わりに俺が入りました。
鞘から出かかったナイフも今は元通り。
とりあえず綺麗に洗い、準備はオーケー。
そそくさと風呂から上がると、喘ぎ声が聞こえます。

(なにー!?真っ最中か?)

そ~っと部屋を覗くと、有料テレビのAVを観ながらMちゃんはカクテルを飲んでます。

「おいおい、何観てんだよw」

「あっ!」

「あっ!じゃねぇよwww」

「こういうの初めて見たよ・・・すごいんだね・・・」

「すごいったって、このくらいのことしてたんでしょ?」(ニヤッ)

「・・・うん、それなりにね。でもほら、他の人のを見るって初めてだし・・・」

言いながらも画面に釘付け。

「ほらほら、テレビ消して。もう寝ようよ」

「えー・・・」

「今日は色々あって疲れたでしょ?さっさと寝て忘れちゃおう」

「・・・はい」

とか言ってベッドに誘導。
腕を差し出し、無言で腕枕の誘い。
すると彼女は驚いて・・・。

「え?なに?」

「なに?って、腕枕だよ」

はい、腕枕大好きな俺です。

「・・・したことない」

「へ?今まで一度もされたことないの?」

「うん・・・」

平手野郎はひどいやつのようです。
腕の中にはMちゃん。

「腕枕初めてー!」とキャッキャ嬉しそう。

中学生の頃の気持ちが湧き上がりました。

「ねぇ」

「んー?」

「俺さ、中学の時、ずーっと好きだったんだよ」

「・・・うん、知ってた」

「タハー、知ってたのかw」

「思いっきり態度に出てたからね」

「そかwそれでね、今もやっぱり好きなんだな、と改めて思った。色々大変だったのに、こんなこと言ってごめんな。腕枕してたら、この想い伝えなきゃ!ってね。あんな後に言うのは卑怯だけど、いつまでも好きだ」

「ありがとう・・・」

「さぁ、もう寝よう!おやすみ」

「おやすみ・・・」

あぁ、ヘタレさ!
ヘタレと罵ってくれ。

酒のせいもあり、すぐに意識が飛びました。
どのくらい寝てたかわからないけど、股間に違和感を感じて目が覚めました。
寝る前は確かに大人しかったナニ。
いつの間にかナニが、ビッグなナニになってます!

(え!?)と驚くと、ナニを触りながらMちゃんが一言。

「やっと起きた!」

「や、なにしてるの!?」

「キスしても起きなかったから、俺君を触ってたの」

「待て、わけわからんぞ、それじゃ」

「好きだって言ってくれたのが嬉しくて・・・。寝られなくて色々考えてたら濡れちゃったの・・・。私のことを、いらないって言う彼氏と、好きだって言ってくれたK君・・・。ごめんなさい、別れたばっかりなのはわかってるけど、嫌じゃなければ抱いてください・・・」

彼女の瞳に涙が溢れました。
無言でキス。
軽いキスに始まって、唾液を交換するようなねっとりとしたキス。
そしてキスキスキス!
喘ぐ暇も与えません。
室内にはペチャペチャという音だけが響いていました。

<続く>