俺は重度のシスコン。
姉ちゃんの顔やおっぱい思い浮かべながら何度オナニーしたことか。
でもそんなとこ見られて姉ちゃんに嫌われたら生きていけない。
なので場所は、絶対に見つかるリスクのないトイレか、風呂と決めていた。

家に誰もいなかったんで、なんとなくそういう雰囲気になって彼女と始めてしまった。
騎乗位で臨界点を迎えようとしているまさにそのとき、カチャッと扉が開いて、姉ちゃんがびっくりした顔で固まっていた。

「お、お姉ちゃっっ!」

思わず口走ると同時に絶頂が到来した。
俺は無言で立ちすくむ姉ちゃんの顔を見ながら果てた。
と同時に彼女が俺の上に崩れ落ちてきた。
息が荒い。

どれだけ時間が過ぎたのだろうか。
無表情のまま突っ立っていた姉ちゃんが、俺たちに気を遣ってか、音を立てず扉を閉めて去っていった。
彼女が気付いていなかったのがせめてもの救いだった。

1階に下りていくと食卓に3人分の紅茶とお菓子が用意されていてお茶タイムとなった。
彼女は「あ、お姉さん帰ってたんですねー、お邪魔してますぅ」とか言って姉ちゃんと談笑してる。
やっぱ全然気付いてなかったんだな。
俺だけが気まずい思いをしながら紅茶を飲んでいた。
彼女を送ってから帰宅すると、姉ちゃんがテレビを観ていた。

「ただいま・・・」

返事がない。
恐る恐る言ってみる。

「あのさ、お姉ちゃん」

「・・・」

「あーゆーとこ、覗かないでくれないかな・・・」

すると姉ちゃんはテレビをブチッと切って、俺の顔を見ようともせずに言った。

「あんたたち何やってんのよ!」

何やってんのもなにも、見ての通りだが。
と言おうと思ったが、火に油を注ぐだけなのでやめた。

すると姉ちゃんは、「だいたい何よ、あの子!あんなおっきな声出して・・・」云々と彼女の悪口を延々と言って、最後に、「あんな子、別れちゃいなさいよ!」と言った。
これにはさすがの俺も頭に来て、「お姉ちゃんは彼女の良さを知らないからそんなこと言うんだ」と言ってしまった。
すると姉ちゃんはすっとソファから立ち上がり、つかつかと俺の方に歩み寄って、俺のほっぺたをばしっ!と一発引っ叩いて、「◯◯ちゃんなんか大っっ嫌い!」と言い捨てて、自室に駆け上がってしまった。

(やべぇ、言い過ぎた。謝ろう)

そう思って姉ちゃんの部屋をノックしたが、「入って来ないでっっ!」と言われてしまった。

夕食時に1階に下りてきた姉ちゃんは、一目で泣いていたと分かるひどい顔。
しかも姉ちゃんも俺も気まずそうに黙々と箸を動かすだけだ。
親が異変に気付かないはずがない。

「あら、どーしたのあなたたち?喧嘩?珍しいわね」という母の言葉に、姉ちゃんと俺は寸分たがわず同時に「別に」と答え、そのあまりのシンクロニシティに思わず姉ちゃんと俺は顔を見合わせてふふっと笑っ・・・たが、1秒後にはぷいと顔を背けた。

が、俺にはわかった。
姉ちゃんも仲直りしたいんだ、と。
そしてこういうときは、俺が下手に出るに限るというのも、長年の経験からわかってる。

俺「お姉ちゃん、さっきはごめん」

姉「・・・」

俺「ねっ、ごめんってば」

姉「・・・」

俺「ねぇ~おねぇちゃん~」

母「何があったか知らないけど、もう許してあげたら?」(←この助け舟も計算済み)

姉「しょがないなぁもぉ。今度あんなことしたら絶交だからねっ」

かくして和解成立。
しかも大きな声では言えないが、本物の姉ちゃんの顔を見ながら果てるのは、姉ちゃんの顔を思い浮かべながらオナニーするより千倍ぐらいよかった。
また、姉ちゃんに引っ叩かれるなんて滅多にないことなので、なかなか収穫の大きい1日ではあった。

それにオナニー見られるのは死んでも嫌だけど、エッチ見られるのは興奮した。
ま、これが最初で最後だったけどね。