寝取られ性癖・・・。
初めてそれを知ったとき、本当に気持ち悪いと思った。
自分の彼女や奥さんを、他の男に抱かせる・・・。
そしてそれを見て性的興奮を覚えるなんて、あり得ないと思った。
俺なら怒りが先に出て、その男を殴ってしまうと思った。

(俺は、寝取られるよりも寝取る側だな・・・)

そんなことを思う学生時代だった。
実際、彼氏ありの女の子とセックスしてしまうこともあったし、人妻とも経験がある。
パートナーがいる女性が信じられないくらいに弾けてイキまくる姿を見て、ちょっとした女性不信になるほどだった。

そんな俺も社会人になり、コイツとなら結婚も・・・と思える相手と巡り会った。
彼女は穂乃果という名前で、年は25歳だ。
俺の一つ年下で、俺の会社の取引先の経理の女の子だ。
ルックスは、真っ黒の髪で少し地味な感じがする眼鏡女子だが、そこが凄く気に入った。

(この子ならば浮気は絶対しなさそう・・・)

そんな風に思える女の子だった。
そして、それとなくアタックを開始し、なんとかデートにこぎつけ、交際に至る。

彼女はその見た目通り、凄く奥手な女の子だったが、大学時代に彼氏はいたそうだ。
そして、彼氏がいたので仕方ないが、処女ではなかった。
でも、今時そんなのは気にする方がおかしいし、俺も女性経験が二桁以上なので、言えた義理ではなかった。

デートを重ねるうちに気がついたが、穂乃果はかなり美人だった。
軽いメイクしかしない上に黒縁眼鏡をしているのでわかりづらいが、磨けば光る原石だった。
嫌がる彼女を無理やり連れて美容室に行き、眼鏡も可愛らしいものをプレゼントし、デパートの化粧品コーナーでメイクもしてもらった。
出来上がった彼女は、想像以上に光り輝いていた。
地味な農協の事務員みたいな見た目から、IT企業の広報担当みたいな見た目に化けた。
何かのドラマのときの北川景子みたいな感じになった穂乃果は、自分でも鏡を見て驚いていた。

そして綺麗になった彼女を見て舞い上がった俺は服もプレゼントした。
160センチでスレンダーな彼女は脚も長く、本当に知的なモデルのようだった。
胸がぺったんこなのが残念と言えば残念だけど、胸まで大きかったら完璧すぎて、俺と釣り合わなくなってしまうなと思う。

そんな自慢の彼女と幸せな日々を送っていた。
そして週末、俺の部屋でエッチをした後、裸のままベッドでいちゃつきながら、「そう言えば、なんで元カレとは別れたの?」と聞いた。
今までも聞いたことがあるが、何度聞いてもはぐらかされていた。
今日も同じだろうなと思ったが、意外なことに穂乃果が話し始めた。

「・・・たっくんとは結婚したいと思ってるよ・・・。だから正直に話すね。嫌いにならないで・・・」

いきなり深刻な顔で話を始める彼女に俺の動揺は大きかった。

(なんだ?秘密?カミングアウト?)

パニックになる俺に語りかける彼女。

「私が・・・エッチが好きすぎて、『身体がもたない』って言われたの・・・」

顔を真っ赤にして、消えそうな小さな声で言う穂乃果。

俺は一瞬冗談だと思った。
俺と付き合い始めた穂乃果は、初エッチまで半年もかかったし、今だって俺から誘わなければ、自分からおねだりをしてくることもない。
そしてセックス自体も、凄く淡泊でシンプルだ。
とてもエッチが好きすぎる女の子には思えない。
でも、彼女は恥ずかしそうにすべて話してくれた。
そしてそれは、たぶん真実だと思った。

俺とも本当なら毎日エッチをしたいそうだ。
そして、もっと積極的なエッチをしたいと思っているらしい。
でも元カレとの失敗があったので、グッと我慢していたらしい。

「じゃあ、嫌いになって別れたわけじゃないんだね。もしかして、まだ未練あるの?」

俺は一番心配なことを聞いた。

「ないよ!あるわけないじゃん!たっくんのことが大好きだから、もうとっくに吹っ切れてるよ!」

穂乃果は慌てた感じで言う。
でも、その言葉にウソはない感じだ。

「そっか・・・。でも身体が保たないって、どんなエッチだったの?」

俺は、本当は聞きたくもないことなのに、好奇心に勝てずにそう聞いてしまった。

「えっ?・・・私が上になって1時間くらいしたり・・・、彼が出したのに、無理やりお口で大きくして続けてもう一回したり・・・」

穂乃果は、俯いて顔を真っ赤にしながら言う。
俺は、正直気持ち悪くなっていた。
他の男とのエッチを聞かされ、本当にムカついて仕方なかった。

「ゴメンなさい・・・。嫌いになった?」

泣きそうな顔で聞いてくる穂乃果。
俺は、「そんなわけない」と答えた。
でも、少しイヤだなと思っているのも事実だ。
そんなストレスもあったのか、俺はいじわるなことを聞き始めた。

「穂乃果は、元カレとのエッチでイキまくってたの?」

俺のこんな質問に目をぱちくりさせて驚く穂乃果。
でも、俺が少し不機嫌そうにすると、「ゴメンなさい・・・。いっぱいイキました・・・」と、目に涙を浮かべながら言った。
俺は、顔も知らない穂乃果の元カレが、穂乃果とエッチをしてイカせまくっている姿を鮮明にイメージしてしまった。

嫉妬でそうなったのかわからないが、もう我慢できなかった。
俺は荒々しく彼女の布団をはぎ取ると、「じゃあ俺の上になって1時間しろよ」と、吐き捨てるように言った。
すると、「はい・・・します・・・」と、穂乃果は神妙な面持ちで言い、本当に俺の上に跨がってきた。
そして、そのまま生で入れようとする。

「ダ、ダメだって、コンドームは?」

慌てて俺がそう言うと、「ゴ、ゴメンなさい・・・今着けます」と、穂乃果は謝り、引き出しからコンドームを取り出し、俺のモノに装着し始めた。

俺は、穂乃果のその仕草に心が折れそうだった。
穂乃果は、あまりにも上手にコンドームを俺のペニスに装着した。
今まで他の女性にさせたことがあるが、意外と失敗してしまうことが多かった。
でも穂乃果は、一発で決めた。

「・・・いつも、着けてあげてたの?」

絞り出すように言う俺。

「だって・・・こうしないと着けてくれなかったから・・・」

申し訳なさそうに言う穂乃果。

「な、生ですることもあったってこと?」

「・・・ゴメンなさい・・・」

真剣に謝る彼女。
俺は結構ショックを受けた。
あんなにも地味で真面目な穂乃果が、避妊なしのエッチをしていた・・・。
でも、俺はこんな状況なのに、怒りと嫉妬以外に興奮を感じてしまった。
これが、俺が寝取られ性癖に目覚めてしまった瞬間だった。
この日以来、二人のエッチが変わり、立場まで変わっていった。

「たっくん、あの人はキスされながら乳首触られるのが好きだったんだよ。たっくんはどうかな?」

穂乃果は知的な眼鏡の奥で瞳をキラッと光らせながらそんなことを言う。
そして、実際に俺にキスをしながら、俺の乳首を指で触り始める。
穂乃果が、他の男にこんなことをしていたと思うだけで、息苦しいほどの嫉妬を感じてしまう。
穂乃果は、そんな俺をニヤニヤと笑いながら見て、またキスをする。

穂乃果は、初めは凄く嫌がっていたのに、今では元カレのことを話しながらエッチをするのが当たり前になっていた。
そして、恥ずかしがったり、罪悪感を感じたりしていた穂乃果は、今ではそんな気配もなく、かなりどぎついことまで言うようになっていた。
セックスの時だけ主従が逆転する・・・。
そんな状況だったが、俺はその異常なエッチにどんどんハマっていった。

穂乃果は、乳首を触っていた指を俺のペニスに持っていく。

「カチカチだねwあの人もこうなってたよw」

そんなことを言いながら俺のペニスをしごき始める穂乃果。
俺は思わず声を漏らしてしまう。

「可愛い声。ご褒美にお口でしてあげるね」

穂乃果はそう言うと、俺のペニスを口に咥えた。
絡みつく舌、カリに引っかかる唇、そして強いバキューム。
気持ち良すぎてイキそうな気配がやってくる。

穂乃果は、あのカミングアウトの日の以前は、フェラチオは一切しなかった。
恥ずかしがって、「出来ないよぉ~」とか言っていた。
そんなウブな演技をしていた。
それが今、ズボボボとか、激しいバキューム音をさせながら巧みにフェラをしている。

「気持ち良い?あの人が教えてくれたんだよ。私もあの人に喜んでもらいたくて、1時間でも2時間でも舐めてたんだー」

そんなことを言いながら俺のモノを舐めて責める彼女。
まだ学生の彼女に、一からフェラチオを仕込んだ元カレ・・・。
想像しただけで激しい嫉妬を覚える。
でも、イキそうな気配もどんどん大きくなっていく。

「たっくんのは、ここが細いんだね。あの人のは、ここがもっと張り出してたよwあっ、でも、たっくんの方がちょっとだけ長いかな?」

穂乃果は楽しそうに元カレと俺のペニス比べをする。

「太さはねぇ・・・」

穂乃果はそう言いながら口を開ける。
そして俺のを咥えた状態で、口を少し大きめに開けたりしている。
比べている感じだ。

「あの人の方が少し太いね。あの人のはこんな感じ」

そう言って、口を開けたまま俺のペニスを口に含む彼女。
唇がペニスにわずかしか触れない感じだ。
これは、『元カレのモノはこの太さだよ』とアピールをしているのだと思う。
穂乃果の唇の感じからすると、太さはちょっとしか変わらないかもしれない・・・。
でも、こんな風に比べられた挙句、負けたと思うと悔しくて泣きそうな気持ちになる。

「あれれ?どうして?こんな風に比べられたのにイッちゃいそうなの?」

穂乃果はフェラを止めてそう言う。
俺は敗北感にまみれながら、どうして良いのかわからず謝ってしまった。

「いいよたっくん、愛してる。イクなら穂乃果の中にイッて」

穂乃果はいじわるな顔から可愛い乙女の顔になり、そんなことを言ってくれた。
そして穂乃果はコンドームを装着し始めた。

「たっくんのだと細いから着けやすいなぁwはい、出来上がり!」

そう言って俺のモノに一発でコンドームを装着すると、立ち上がって跨がってきた。
一気に軟らかい肉に包み込まれる感覚に腰が抜けそうになる。

「ンふぅーー入っちゃった、気持ち良い?」

とろけた顔で質問をしてくる穂乃果。
俺は喘ぐように「気持ちいい」と答える。

「ゴメンね・・・。あの人とはほとんど生でしてたのに、たっくんとはまだ一回もしてないよね?どうする?外す?」

申し訳なさそうに聞いてくる穂乃果。
俺はコンドームなしでセックスをする二人を想像して、胸が掻きむしられるようだった。

「し、したい・・・外したい・・・」

俺は誘惑に勝てずにそう答える。

「ダメーーw出来ちゃったら困るでしょ?」

「そ、そんな・・・だって、元カレとは・・・」

俺が不満そうに言うと・・・。

「だって、たっくん、すぐイッちゃうでしょ?あの人はちゃんとコントロールできてたから」

いたずらっぽく言う穂乃果に、俺の我慢は限界だった。
体勢を入れ替えるようにして正常位で腰を振る俺。
リミッターが外れたようにガンガン激しく腰を振る。

「アン・・・たっくん、凄い、気持ち良いよーー、ねぇ、キスしてぇ!」

穂乃果はとろけた顔でおねだりをする。
最近気がついたが、穂乃果は色々な手段で俺を挑発して、俺が爆発したように穂乃果を抱くのが狙いのようだ。
ほとんどレイプみたいに腰を振り続け、荒々しいキスをし、胸を揉み潰すようにする俺。
それに激しく反応して、とろけた顔になりながら身体をビクンビクンと震わせる穂乃果。

「イ、イッちゃうぅっ!たっくん気持ちいいよぉっ!」

「ア、アイツとどっちがいい!?どっちが気持ちいいっ!?」

俺は狂ったように腰を振りながら聞く。

「たっくんの方がいい!!たっくん愛してるぅっ!!ヒィアアアッッ!!イクっ!イクぅっ!!」

俺にしがみつき全身を震わせる彼女。
俺は射精しながらキスをした。
あの日以来、こんなエッチをするようになっていた。
でも、エスカレートしていく俺の心は、より強い刺激を求めるようになっていった。

ある日、俺は思いきって切り出した。

「元カレと会ってみる気はない?」

俺は聞きながら心臓が喉から飛び出そうな程緊張していた。

「・・・たっくんはそうして欲しいんでしょ?いいよ・・・会う」

穂乃果は戸惑いながらもそう言った。
まるで、こんな時が来るのを覚悟していたように・・・。

それから、その日が来るまではあっという間だった。
携帯番号が変わっていなかったこともあり、あっさりと約束が決まった。
その電話をしているとき、俺は横にいた。
穂乃果の電話の口ぶりはまるっきり、“未練のある元カノが忘れられなくて電話をかけてきた”感じだった。
たぶん元カレは、やれると確信しているはずだ。

「本当にいいの?嫌いにならない?」

当日、何度も彼女は心配そうに聞いてきた。
そして俺も、「本当に嫌なら無理にしなくてもいい」と言った。
そして、どちらからともなくキスをして固く抱き合った後、彼女は出て行った。

一人になると、俺は猛烈に後悔し始めた。
歪んだ性癖のために、なんということをしてしまったんだろう・・・。
今すぐ電話をかけて穂乃果を止めなければ!
そんな風に思ったクセに、結局俺は電話をかけなかった・・・。

そして6時間後、穂乃果は帰ってきた。
穂乃果は少し青ざめた顔で、「ただいま・・・」と力なく言った。
俺は聞きたいことが頭をグルグル駆け回っていたが、「お帰り・・・」としか言えなかった。

すると穂乃果が無言で抱きついてきた。
ギュッと抱きつき、何も言わない穂乃果。
でも微妙に身体が震えている感じがした。
俺はそんな穂乃果の様子で、(あぁ、抱かれてきたんだ・・・)と、理解した。

その瞬間、爆発したように嫉妬が湧き上がり、穂乃果を押し倒すようにしてソファに寝かせ、荒々しくキスをした。
そして、そのままはぎ取るように彼女の服を脱がせていく。
穂乃果は無言で俺にされるがままにしている。
俺は穂乃果の小さな胸を揉みながら、「あ、あいつにもこうされたのか!?」と、声を荒げてしまった。

「ゴメンなさい・・・。されました」

穂乃果のそんな言葉は俺の心臓を撃ち抜いたように感じた。
俺は、そのまま穂乃果を抱こうと思っていたのに、床にへたり込んでしまった。

「ゴメン・・・。俺、とんでもないことを・・・」

上着が中途半端に捲れておっぱい丸出しの穂乃果に、力なく謝る俺。
もう自分でもどうしていいのかわからなくなってしまった。

「謝らないで・・・。私のこと、嫌いになった?」

泣きそうな顔で言う穂乃果。
俺は、「なるわけがない」と言い、また謝った。

すると、泣きそうだった穂乃果が、「よかったwじゃあ、さっそく聞く?」と、笑顔で言った。
この切り替わりの早さに俺は戸惑った。

(もしかして、俺は穂乃果の手の平の上で遊ばされているだけなのか?)

そう思い始めていた。
でも、「聞きたい・・・」と、素直な気持ちを話した。

話し始めるかと思った穂乃果は、カバンから何かを取り出した。
それは彼女のスマホだった。
不思議に思っていると、彼女は何か操作をして、それをテーブルに置いた。

『ホント、マジで驚いたよ。俺の連絡先とか消してなかったんだな』

スマホからいきなり流れ出した知らない男の声。

「アプリで録音したよw」

穂乃果がいたずらっぽく言う。
俺は、まさかの展開に言葉も出なかった。