もう12年以上前になるかな。
とあるライダーズクラブに入ったんだ。

俺は26歳。
結婚1年目。
PCMAX
普通のリーマンで、当時オフ車乗りだった。
1年前に結婚して子供はいない。
2000年頃に判ったのだが、俺は子供ができない体なんだそうだ。

その人はそこにいた。
背が高くて目が大きくて、魅力的な人だなぁと思った。
そうだな、誰に似ているんだろう。
背が高くて活発でみんなに人気があって大酒飲みなんだ。
一発で一目惚れした。

彼女の名前は亜季さん。
クラブでは普通に話したし一緒に飲んだりした。
仲も良かった。
ただタイミングが会わなくて一緒にツーリングに行くことはなかった。

そのクラブはいつの日かなくなったが、数人が集まってまた飲み会やらツーリングやらを始めた。
もちろん彼女も俺も参加した。
それと同時期くらいに飲みキャンプが中心の会ができた。
『B会』という会だ。
とある繋がりから亜季さんも参加したすることになった。

ある年のキャンプでの夜のこと。
夜はバンガローで、みんなそこで寝たんだよね。
そこで偶然にも亜季さんが隣に来た!!
もちろん俺は寝られる訳ないよ。
でも彼女はシュラフに入ってスースーと寝に入っているんだよ!
もうね、寝顔に興奮ですよ!
色々元気になっちゃうですよ!
まさかそこで襲いかかる訳にも行かず、MYセルフに走る訳にもいかず・・・。
翌日の夜、帰宅後は思い出しMYセルフに耽ったのは言うまでもない。

それからはたまに飲むことがあっても、隣にシュラフなんてことはなかった。

時は過ぎ200X年。
俺は毎年行っている北海道ツーリングの計画をしていた。
2ヶ月前のクラブの飲み会で亜季さんと会い、北海道に行く話をした。
それと同時にB会で北海道宴会開催の計画が持ち上がった。
B会はほとんどのメンバーがレンタカーで移動し、俺はその前の週末からバイクで入道。
彼女はクラブの友人と私の数日前に入道し、別行動でB会に合流することになった。

もちろん準備期間中は亜季さんと一緒に走れることの嬉しさで舞い上がっていたよ。
メールや電話で、『あと何日だねー』『準備できた?忘れ物ない?』なんて会話があった。
もうね、俺、超ウキウキですよ!
たまらんですよ!
色んな妄想したですよ!
MYセルフを重ねるごとに出発の日が近づいてくる。
3日前、亜季さんが出発した。

『お先に~、気をつけてね~。』『俺も着いたらメールするよ』なんてメールをしたなあ。

そして俺も出発し、北海道に着いたら、初日は安いビジホに泊まる予定だったのでチェックイン。
翌日からの2日はとても充実した飲み会だった。

そして3日目の午後・・・。
にわかに天気が悪くなるが、今日は友人に会いに行く約束がある。
クラブのみんなは帰路へつき、残ったのはバイク組の俺と亜季さんだけ。
とりあえず雨になる前に友人に会いに行く事を彼女に伝えると、なんとついて来るという。

実はこの友人は民宿を営んでいるのだ。
友人宅では懐かしい話で盛り上がった・・・が、気が付くと外は土砂降り。
さてどうしたもんかな?と考えていると・・・。

亜季「泊まっちゃおうよ」

俺「は???いいの?」

それを聞いていた友人は、「2部屋あるよー」なんて言う。
心の中で(1部屋でいいのに)とつぶやいたのは言うまでもない。

部屋に案内されて・・・。
うおおおおおおおおお!!!
部屋の仕切り、襖だけだよ!
と、ステキな環境に置かれたわけが襲いかかる訳にもいかず、別々に浴衣に着替えた。

食事前に風呂に入りたかった俺は、亜季さんに声を掛けて先に入浴することを伝えた。
その時、初めて亜季さんの浴衣姿を見た。
背が高い女性の和服系は素敵なんだな。
もう、風呂で思い出しちゃってビンビンですよ。
MYセルフに走ったのは言わずもがなである。

お腹も満足、向かいに座った奇麗な亜季さんにも満足な夜は更け、そろそろ寝ようかってことに。
友人は隣の棟の自分の部屋に戻る。
亜季さんとは襖一枚隔てた部屋に戻る。

「おやすみ」なんてあっさりと別部屋に入る。

当たり前か。
彼女はこの後、入浴するのだろう。
俺は当然寝れる訳もなく、覗きたい気持ちを抑えつつ布団に潜り込んだ。

しばらくして気が付いた。
隣から物音がしない。
寝たかな?と思い、諦めて自分の部屋の電気を消すと、隣から光が漏れてくる。

(起きてるのかな?)

勇気を振り絞って軽く襖をノックするが返事がない。
かなり葛藤した結果、襖を少しだけ開けてみる・・・。
電気がついている。
亜季さんは布団に入っている。

(あれ?風呂に行った気配はなかったなぁ)などと思いつつ、顔の見える位置まで。

亜季さんは熟睡中。
布団の胸の辺りが上下にゆっくり揺れている。
もう、いつもの倍になるかと思うくらいいきり立った。

ここで声を掛け・・・なんてのは簡単だ、でもきっと拒まれる。
そうすると明日からのツーリングを楽しく過ごせるだろうか?
などと考えてしまい行動に出れない。
でも収まりはつくはずもなく・・・。
襖の隙間から覗く亜季さんの襟首や上下に動く胸を見ながら、いつより硬くなったものを自分で弄ぶしかなかった。
その後もすぐに寝付けるわけもなく、明け方になってやっと眠りについた。

翌日、昨日よりもひどい雨だ。
それでも出発しないといけない。
帰りのフェリーに間に合うように中間地点辺りでキャンプする予定なのだ。
俺は普段ソロツーリングばかりで、二人以上で走ることなんて何年ぶりなんだろう。
土砂降りの中、後ろからついて来る亜季さんをチラチラ確認しつつひたすら走る。
途中で二人で食事をし、休憩し、ひどい雨なのに楽しくて楽しくて。

そして夕方、ある駅の近くでお祭りをやっているのを見つけた。
雨は既に止んでいた。
早速二人で歩く。
途中で焼き鳥やら何やらを買い込み食事の準備をするが、さてどこに泊ろうか?
祭りを楽しんだ後、バイクの横で地図を見ながら話していた。

「近くにビジホはあるよ」と言うと、亜季さんは「いいね、ゆっくりできるし、そうする?」なんて言うでないか。

早速ビジホに向かう。
シングルが二部屋空いているか確認すると、シングルは満室。
なんてこった・・・。
でも、ツインなら二部屋空いてると言う。
うーん高いなあ、なんて考えていると亜季さんが耳元で囁いた。

亜季「一部屋でいいよ」

(え??え???ええええ???)

動揺、目が泳ぐ、判断がつかない、どうすればいいんだ!!!
きっとこういうのを『フラグが立った』なんて言うのかな。
なんて思いながらドギマギしていると亜季さんが後ろから・・・。

「じゃあ二部屋で」

あ、あ、動揺がバレバレで、亜季さんに気を遣わせてしまった。
フラグは落ちたんだろうな。

その夜は二人で飲んで話して楽しい夜ではあった。
が、あまりの緊張のためよく覚えていないのだ。
覚えているのは、「食事は私の部屋で」と言われて舞い上がったこと。
それと、「おやすみ」と言う時に、彼女はベッドの上に座っていたことだ。

翌朝、出発の準備をして彼女の部屋でルートの話をしていた。
外はまた土砂降りの雨になっていた。
俺は夕方のフェリーに乗るために帰路へ、彼女はまだ道を迷っているという。
二人でもらったガイドマップや地図を見ていたんだけど、亜季さんはルートが決まらない。

「あーあ、どうしようかな?」とか言いながら、伸びをするようにして亜季さんはベッドに倒れ込む。

横から亜季さんの顔を覗き込む。
俺、きれた。
彼女に覆いかぶさるように移動する。

そして・・・。

俺「亜季さん、無防備だよ。俺、男だよ」

そう言いつつキスをしようとするが、直前でやめてしまう。
俺は勇気が出ない。
その次の瞬間・・・、亜季さんらかキス。
何もかも吹っ切れた。
抱き合い、貪るようにキス。
彼女の口の中に舌を入れ、歯や歯茎の感触を確認するようにキスをする。
亜季さんも舌を入れてくる。
もうだめだ。
そっと胸に手を下ろし、首筋にキス。

亜季「あ、あ、あん」

ピクッと反応しながら亜季さんが喘ぐ。
左手でシャツのボタンを外しにかかると、「ダメ、ダメだよ」と言う。
もう止められないよ。
シャツを肌蹴ると、黒いブラジャーに包まれた小さめな胸が露出した。

亜季「胸、小さいの。見ないで」

俺「ん?大丈夫、きれいだよ」

ブラを外すと小さめな乳房に、あまり弄られていないような乳首が。
胸にキスをする。

亜季「んー!あう、あん」

亜季さん、感度がすごくいい。
すべてのキスに感じてくれている。
俺はシャツを着たままだった。
亜季さんの手が俺のシャツに伸びる。
俺にも脱げと。
上半身裸になり亜季さんを抱き締める。
肌と肌が触れ合う。
これだけでもう気持ちがいい。

キツくなっているジーンズのチャックを自分で下ろすと、亜季さんの手が伸びて来た。
そっと弄るように触ってくる。
もう、速攻でイッてしまうかもしれない。
両手で包むようにトランクスの上から触られている。
反撃せねばなるまい。
俺は亜季さんの手から離れ、彼女のジーンズに手をかけた。

「あ、自分で・・・」と言い終わる前に、前を肌蹴ると彼女は黙ってしまう。

キツめのジーンズは彼女の腰やお尻の形を表している。
恥ずかしさに顔を覆っている彼女を見ながらジーンズを下ろす。

(うおおお!我慢できない)

そのままパンティを下ろし、キスをしようとした。
途端に頭を掴まれる。
目を目を合わせると・・・。

亜季「昨日生理が終わったの。まだ汚れてると嫌だから触っちゃダメ」

俺「俺は大丈夫だけど」

亜季「やめてね」

嫌がる事はこれ以上できない。
でも、そっと手で触れてみると拒まれなかった。
彼女はもうびしょびしょでいつでもできる状態だった。
そっとクリトリスに触れてみる。

亜季「!!!」

言葉にならない喘ぎ声を上げながら抱きついてくる。
相当感度がいいようだ。
右手をクリトリス、左手を背中から腰にかけて這わせ、胸、唇にキスを。
俺の体を跳ね返しそうになるように反応する。

そして彼女の両足の間に入り込んだ。
彼女に確認するようにそっと先を当てる。
我慢するような表情がいい。
そしてそのまま一気に入り込んだ。

亜季「ああ!」

俺「う」

後日、亜季さんには話すことになるのだが、彼女の中は背中側に少し段差がある。
入れる時より戻す時に、亀頭の裏側を擦るように当たるのだ。
これが最高に気持ちがいい。

最初はゆっくりゆっくり動く。
何かが亀頭の裏にコリッと当たる。
俺も数人と経験があるが、もちろん今までで一番気持ちがいい。
亜季さんは俺の頭を抱きかかえたり、両腕を力いっぱい掴んでよがっている。
徐々に腰の動きを速くする。

俺「やばい、イキそうだ。いい?」

亜季「ん、ん、ん、ん」

声にならない返事をする。
そしてそのまま彼女の中に・・・。
連日のMYセルフの影響など全くなかったかのような量が出た。

そのままキスをし、布団に潜って話をしていた。
不意に・・・亜季さんの手が小さくなった俺に触れる。
すぐに回復してしまう。
俺がベッドに膝立ちになると、亜季さんの顔の前に俺自身が近付いた。
亜季さんは口を開き、膨らんだ亀頭を咥える。
ジュル、ジュポンと大きめの音を立てながら彼女の頭が動く。
舌は先の部分を擦るように動く。
俺はあまりの気持ち良さに、「あ、あう」などと声が出てしまった。
亜季さんの左手は奥の方まで弄るように、肛門の手前から竿にかけてをそっと触ってくる。

(このまま出してしまいたい!)という欲望に駆られたが、(あの中にもう一度入りたい!!!)という欲望が勝った。

彼女から一旦離れ、正常位の体勢になる。
そしてもう一度、今度は一気に亜季さんの中に入った。

俺「亜季さん!すごい、すごいよ」

亜季「うん、気持ちいいよ」

亜季さんのお尻を持ち上げ、大きく動かすように突いた。
次に亜季さんの左足を上げ、体を少し横にし奥まで入るようにする。
亜季さんの入り口がキツく締まると、もう限界が近付いて来た。
正常位に戻り、キスをしながらピストンのスピードを上げる。

亜季「んー!」

声にならない喘ぎ声をあげながら亜季さんの両足が俺の体を押さえ付ける。
その瞬間、爆発するかのように俺は亜季さんの中に放出した。
2回目だというのに最初より鼓動が大きく感じる。
なるべく奥に奥に出すように、腰を突き出して亜季さんに擦りつけるようにして果てた・・・。

そして・・・、フェリーに乗り、一人になった。
亜季さんはあと二日、もうちょっと走るようだ。
一人になるとなんだか寂しいな。
数時間前は一緒に抱き合っていたのになあ。
亜季さんからもメールが来る。

『今夜はライダーズハウスに泊るの。今はなんだか人恋しい気分かなあ』

旨いはずのビールがとても苦かった。

以上です。
一気書き込み&乱文失礼致しました。
後日談はこれから頑張って書きます。

<続く>