近所でも可愛らしく真面目で通っている裕実。
私にとってはごく普通の妻である。

妻は月に一度ボランティア活動に励んでいる。
ボランティア活動といっても、不登校の少年宅を訪ね保護者に近況を聞くといった、お茶のみの延長のような活動であるのだが・・・。
PCMAX
6月にはいっての日曜日、台風も過ぎ去り、もう外は、暑いくらいの日中家事を済ませ、不登校児宅訪問の支度をしている妻。
平凡な毎日に、ちょっと気合が入る。
月一回の家庭訪問の準備である。

この活動を始めてから、どんな少年でも深く話せば理解しあえると確信を持ち始めた妻。
実際、何人もの少年達が妻の励ましで学校へ通うようになってきた。
やりがいも持ち始めている妻は、訪問日誌に目を通す。
申し送り事項が書かれている。
今日の訪問先は、イジメられて登校拒否になってしまった中学一年、淳君である。

春休みの訪問の際は、新学期から登校することを約束してくれていたのに・・・。

淳くんの真剣な眼差しが思い浮かぶ。
淳君は・・・なぜ・・・登校しなかったのかしら・・・。
黒のTシャツ、黒のスーツ、使命感がみなぎる。

妻は家を出て、日曜日の信号待ちにイライラしながらも車で10分ほどで淳くんの住むマンションに到着した。

車から降りると、外の熱気がムワーっと、包み込む。
マンションに入ると冷やっとした空気。
心地よさも感じる妻。
エレベーターに乗り込む。
浮遊感が心地いい。

5階に到着した。
暗く静かな廊下を進む妻。

508号室・・・。

手で髪を梳かして、スーツの襟元を揃え、チャイムを鳴らす。

「ピンポーン」

黒のTシャツ、黒のスーツ、清楚なイメージの中に可愛らしさが漂う妻。
近所でも評判の美人の妻である。

今日は月に一度のボランティア活動の日。
登校拒否になった中学一年の淳の部屋の前にいた。

「ピンポーン」

返事がない。

もう一度鳴らして、帰ろうかと思った、その時・・・。
足音が、かすかに聞こえてきた。

なんだ・・・いるのね。

「ガチャ」鍵を開ける音。

少しだけドアが開く。
淳が俯いたまま、頭を覗かせる。

「淳くん、こんにちは。まだ学校に行ってないんだってね。お母さん、いる?」

「今、留守だよ」

淳の元気のない声。
・・・春休みは、笑顔だったのに・・・。

「どんなことでも相談してね」

天使のような笑顔の妻。

「そう・・・じゃ・・・また今度寄ってみます」

保護者が留守のときは、帰る規則になっていた。

チラリと淳の顔色を伺う妻。
少し顔が腫れている。

「淳くん、どうしたの?その顔」

優しげな表情が、厳しい視線に変わる。

「なんでもねーーよ」

俯きながら、妻を遠ざけようとする淳。

「見せてみなさい。その顔」

しゃがみこんで、下から見上げる妻。

顔に青アザが・・・。

「ど、どうしたの?その顔」
「なんでもねーーって」

「ちょっと、訳を聞かせなさい」

妻から優しげな表情が消え、厳しい目つきに変わる。

「上がるわね」
「だめだよ、あがんなよーー」

淳の細い身体を押しのけ、入り込む妻。
妻の微かな香水の香りが、玄関に広がる。

何故か・・・何足ものスニーカーが玄関に脱捨ててあった。
奥のリビングに進む妻。
コーラの空き缶が、何本も転がっている。

かすかにタバコの臭いも・・・。

・・・まさか・・・淳くん、タバコを・・・?

ソファーに座る妻。
黒のスカートの裾を気にしながら腰を下ろす。

「淳君、座りなさい」

俯いたまま、向かい側に座る淳。

「その顔の腫れ、どうしたの?」
「関係ねーよ」

「正直に、おっしゃいなさい」
「転んだんだよ」

「顔から、転ぶなんて・・・。殴られたんじゃないの?」
「知らねーよ、帰ってくれよ」

「不自然よ、その腫れ。正直に、話してごらんなさい。悪いようには、しませんから」
「・・・」

「じゃ、学校のほうに私から報告しておくから」
「だめだよ、そんなの」

「まかせなさい、私に。淳君のために、頑張るからね」
「じゃ、今から学校の先生に相談してくるから」

立ち上がる妻。

「コーラの缶、片付けなさいよ」

玄関に向かう妻。

「バタン」

突然、奥のドアが開く。

予期せぬ物音に動きが止まる妻。

「ちょっと待てよ」

見るからに悪そうな少年達3人が出て来た。
今までこんな少年達をテレビでは見たこちはあったが、実際に言葉をかけられたのは初めてであった。

「なんなの?あなたたち」

「・・・」

答えようともせず、ニヤニヤ薄笑いを浮べてる少年達。

「淳君を殴ったのは、あなたたちなのね」

「暴力なんかふるって、恥ずかしくないの?」

・・・まくしたてる妻。

にやけたままの少年達。

「よけーーなこと、すんじゃねーぞ」
「淳が転んだんだって、言ってんだろーが」
「そうだよな?淳」

俯いたままの淳。

詰め寄る少年達。

妻よりはるかに背が高い。
厳しい目つきで、少年達を睨みつける妻。

「・・・」

話し合いすら成立しそうにない。
少年達のギラギラした視線が、黒のTシャツの胸元に・・・。
ジャケットを両手で重ねあわせる妻。
真面目な妻にとって許しがたい視線。

「そのオッパイ、毎晩揉まれてんだろ」
「真面目ぶってても、声上げてんだろが」

とても少年達の口から出るとは思えない言葉に、妻は怒りで震えだしている。

「な、なんてこと、言うんですか、あなたたち」

少年たちなんて、話せば理解しあえると信じてた妻。
自信が揺らぎ始める。

3人に囲まれた妻。

「どきなさい」

少年達を押しのけ、玄関に歩き始める。

内心は恐怖で震えている。
怯えてることを悟られるのは妻のプライドが許さない。
走って逃げ帰りたい恐怖心を無理に抑え、わざとゆっくり歩く妻。

丸やかな肩からのラインが、黒のスラックスのウエスト部分でキュッと締めつけられ、成熟した大人の女を誇示するかのような骨盤の膨らみ豊満なヒップが黒のスラックスを盛り上げている。
ストッキングに包まれたくびれた足首。
少年達の視線が、自分の後姿に突き刺さっているのがはっきり感じられた。

淳は何事もないことを祈っていた。

(以下、イジメられっこ淳の視線から)

自分を心配してくれ、訪問してくれた優しく美しい奥様。
憧れさえ抱いていた。

何度か奥様を頭の中に浮べながら、布団にペニスを擦りつけ激しく精液を飛び散らせたことも何度もあった。
でも、いつもその後には罪悪感に包まれた。

この3人組の先輩達は学校でも札付きの悪で、先生達も見て見ぬ振りするほどの存在なのに。

黒のジャケットの胸元を掴もうと手を伸ばす先輩。
堂々とその手を両手で跳ね除ける奥様。

「いい加減にしなさいよ、あなたたち」

奥様の顔から優しげな表情は消え、きつく少年達を睨みつける奥様。

憧れの美しい女性の怒った顔・・・。
美しい・・・。

力の弱い僕には、憧れの奥さまに危害が及ばないように見守ることしかできなかった。
こんな怖い先輩達に囲まれても、威厳を保ったままの奥様。

「どきなさい、私帰るから。じゃ、淳君、また来るからね」

ちらっと俺の目を見る奥様。
でも・・奥様の・・顔・・すこしこわばってるように感じる。

玄関に歩き出す奥様。
こんなに怖い先輩達をまるで恐れていないかのように凛々しささえ感じる。

こんなに強い女性、学校の先生にも、居てくれたら・・・。
心の底からそう思った。

奥様の後姿を見つめる先輩達。
ゆっくり歩いていく奥様。

そう・・そのまま・・無事に逃げて・・。

「ガーーー」

突然、冷蔵庫が唸りを上げる。

ビクッ・・・

奥様の後姿に電流が流れたような動き。

「キャー」

突然の物音に、無理に強がっていた奥さまの悲鳴が・・・。

形勢が逆転したのか、ニヤニヤし始める先輩達。

小走りに玄関へと走り出す奥さま。

靴を履こうと腰を下ろす奥様。
スラックスにヒップの丸みが浮き出る。

まずい・・・。
先輩が足音をしのばせながら、近づく。
靴を掃き、立ち上がろうとする奥様。

中途半端な中腰になったところを後ろから先輩が、奥様のウエストに腕を回す。

「な、なに?」

前傾姿勢で必死にその腕から逃れようとしている奥様。

黒のスーツで優雅な装いの奥様が後ろに倒されてしまった。
ジャケットの合わせ目が左右に開き黒のTシャツの盛り上がった二つの山が揺れている。

「学校にチクられたら、ヤベーんだよ」

青ざめた奥様の顔。
バタバタ暴れだすが、3人にスーツのあちこちを掴まれ、引きずられてくる。

身をよじって抵抗するが、3人の力を止めることはできない。
リビングのコーラの缶が、奥様の脚で次々倒れ転がっていく。
リビングのソファーも大きな音をたてながら向きを変えていく。

綺麗にセットされていた髪も左右に顔を振るたびバランバラに乱れだしている。

引きずられていく奥さまが俺の目の前を通る。

「淳くん、やめさせなさい」

「・・・」

俯くことしかできない僕。

「離しなさい、やめなさい」

リビングの奥のドアが開けられ、先輩達と奥さまがなだれ込み、ドアが乱暴に閉められた。

あああ・・・大変なことに・・・。

震えだす僕。

奥の部屋からは、激しい喧嘩のような言い争いが聞こえてくる。
突然、大音量のテレビが鳴り出した。

慌ててベランダに出た。
奥の部屋の窓の外・・・。
カーテンの隙間から中を覗き込む。
奥の部屋からの激しい物音。
ど、どうしよう、憧れの上品で優しい奥さまが・・・。
僕のせいで・・・。

喉がカラカラに乾いてきた。
鼓動が頭全体を揺らす。
こんな感覚は初めてだ。

そっとベランダに出て、奥の部屋の窓際へ進む。

カーテンの隙間から中を覗いた。

立ったまま、口論している先輩たちと奥さま。

先輩達をきつい目で睨む奥さま。
喧嘩慣れしている先輩達。

ただニヤニヤしながら奥さまに近づいていく。

大人が怖くないんだろうか?
先輩達はなんでこんなに堂々としてるんだろう?

そのとき意外な言葉が・・・。

「俺達のことチクッた、あの音楽の先公みてーにしてやろーぜ」

僕がまだ学校に行ってた頃・・・突然辞めていった音楽の女の先生がいた。
噂では、生徒にイタズラされて・・・。

ま、まさか・・・。

「俺、あん時、初体験だったんだぜ」
「あれ、興奮したよなーー」
「俺、ケツに入れちまったもんなーー」

・・・大人の身体を知ってる・・・どうりで・・・堂々と。

まだ少年だと、バカにしていたのだが、奥さまの表情がスーっと青ざめていく。
少年達に性欲の対象として見られていることに、恐怖の表情へと・・・。

横の先輩を突き飛ばし、ドアへ走る奥さま。
ノブに手がかかったところで、後ろからウエストを抱きかかえられる。

ショートでサラサラの髪が、激しく揺れる。

奥さまの指が、ドアのノブから少しずつ離れていく。

「や、め、な、さ、い」

いつも上品な奥さまの話し方からは想像も出来ないほどの、喉の奥からの唸るような太い声。

「逃げられるわけねーだろ」

黒いジャケットのボタンが飛ぶ。
後ろから引き剥がそうとする力。
両脇を締め、ジャケットを守る奥さま。

力の差は歴然で、腕の曲がりが次第に緩み。
ジャンプの姿勢のように後ろに伸びた奥さまの手。
ズルズル脱げていくジャケット。

ボロ布のように、部屋の隅に投げ捨てられた。

強い大人の女性としての威厳の一部だったジャケット・・・。

黒いTシャツが奥さまの二の腕の白さ・・細さを引き立てている。

生身の肉体の一部を少年達に晒して・・・。

不謹慎ながらも、ベランダの僕は下半身がモゾモゾしはじめた。
まるで数匹の若い狼が、一匹年上ののウサギを少しずつ、痛めつけていくような・・・。

何本もの手のひらが奥さまの、か弱い腕に絡み付く。

「すべすべだぜー」
「大人のこの匂い・・・たまんねぇーよなーー」
「この前の先公、思い出しちまうぜ」

身をくねって激しく暴れる奥さま。

先輩の手が黒いTシャツの襟からもぐりこんだ。
Tシャツの中・・・背中の辺りで、先輩の手がクネクネ動いている。

奥さまの抵抗が激しさを増す。

「バチ」・・・。

Tシャツの中で、奥さまの二つの柔らかいボールが弾けた。

一瞬、動きの止まる奥さま。

「ブラのホック・・・引きちぎってやったぜ」

Tシャツの上から両腕で胸を隠す奥さま。

床に膝をつく奥さま。
先輩が奥さまの手を捻り上げる。

黒いTシャツに揺れる二つの丸みが浮き上がってきた。
俺の吐く湿った息で、窓ガラスが曇りだしている。
見てはいけない・・・そう思いながら・・・部屋の中を見入る。

Tシャツに手をねじ込まれブラのホックを捻じ切られた奥様。

床に両膝をついている奥さま。
黒のTシャツから伸びる透き通るほどに白い腕。

先輩達の荒々しい腕に比べると、まるで、か細いガラスのようだ。

胸の前で組んでいる両手。
奥さまの後ろの先輩が、背中越しに奥さまの手首を掴む。
少しずつ、捻り上げられていく細い腕。
脇を締め、歯を食い縛り抵抗する奥さまの細い腕に筋肉の収縮が浮かび上がる。

弱々しい鎖骨が浮き上がる。

奥さまの腕が、肩を超え、頭を超えさらに上方へとねじ上げられていく。
ブラの拘束を失った乳房がそのたびに、少しずつTシャツの中で容を変えていく。

なんて・・・美しいラインなんだろう・・・。

まるでクジャクが翼を羽ばたかせるように奥さまの白い腕がピーンと伸ばされたまま頭の・・・もっと上で固定された。
Tシャツの中の膨らみがせり上がり奥様が左右に身体を揺するたび艶かしくTシャツの中で弾んでいる。

「いいかげんにしなさい。こ、こんなことして・・・」

手首を上で、掴んでいる先輩を見上げる奥様。
初めて見る、奥さまの、非難するような目つき。
その隙に、別の先輩が奥さまのTシャツの裾から手を潜り込ませる。

はっとする奥様。

Tシャツの中を先輩の手が膨らみに向かって登ってゆく。

「よしなさいーー」

Tシャツの中の双球を、鷲掴みに・・・。

Tシャツの中で、先輩の指がうごめいている。
身をよじらせ手の動きを離そうとする奥様。

「うおーー柔らけーー」
「マシュマロみてーだぜーー」
「手のひらにピッタリ」

「やめなさい」

「見せてみろよ、俺にも」

3人目の先輩がTシャツをめくり上げた。

女性が・・・胸を揉まれているところ・・・。
そんな場面を見るのは、生まれて初めての僕。
しかも・・・憧れの奥さまの・・・。

ああ・・・。

先輩の指の動きに合わせて容を歪ませている、乳房。
宙に浮いたようになってる純白のブラジャー。

ベランダで見つめる俺の股間は、すでにギンギンになっている。

「止めなさい、止めなさい」

「毎晩、揉まれてるくせに、もったいぶってんじゃねーよ」

先輩の指の間から乳輪・・。
乳首・・が見え隠れしている。

渾身の力で立ち上がろうとしている奥様。
でも、先輩のパンチが顔に・・・。
崩れ落ちる奥様の下半身。

Tシャツを捲り上げていた先輩がスラックスのベルトに手を持っていってる。
Tシャツは胸を揉み上げている先輩の手で止まり下へは、落ちない。

まさぐっていた先輩が奥様の乳房を嘗め回しだした。

両手首を押さえている先輩も奥さまの柔らかそうな二の腕に吸い付きだした。
奥さまのスラックスがしわくちゃになりながら激しく暴れだす。

「許しませんよ・・・あなたたち・・・」

黒いスラックスのベルトにかかった先輩の手が何度も、ガチャガチャと力づくで、解こうと左右に激しく動いている。

・・・。

「ばかなまね・・・よしなさい・・・」

奥さまの顔が、泣き顔になってきてる。
左右に何度も振る奥さまの腰。

・・・。

ベルトが、だらーんと、垂れ下がる。
次の瞬間一気に、スラックスのホック・・・ファスナーが・・・裂かれた。

窓からじっと事の成り行きを見守っている俺。
右手がズボンを突き上げている股間に添っている。
今まで何度も家庭訪問してくれた奥様。
夜、ベッドにはいってから奥様を想像の中でオカズにしていた。
想像の中での奥様は、優しい声で、あくまでも上品な笑顔を絶やすことなく俺のチンチンをしごいてくれる。
奥さまの洋服を脱がそうとすると、やんわりと俺の手をつねり俺の手の動きを制する。
想像力の限界なのか・・・。
奥さまの肌は・・・出てくることはなかった。
奥さまの香水の香りを思い出しながら、今まで何度絶頂に達したことか。
その後、きまって罪悪感に包まれる。

ああ・・・憧れの奥様が現実に今、目の前で先輩達に・・・。
激しい抵抗を続けながら・・・。
顕わになった奥さまの柔らかく弾む乳房に先輩達の荒々しい指が食い込んでいる。

時々、ちょっと色づいた乳輪が先輩の指の間からチラリと見える。

ああ・・・憧れの奥さまの夢にまで見た・・・おっぱい・・・。

いつも、服の中に隠されている鎖骨・・・脇の下抵抗し、身体をくねらせるたびに背中に凹凸が表れる。

嘗め回されてしまう奥様。
先輩達の唾で輝きを増す乳房。

「イテー、噛み付いたぜ」

先輩達の腕が一瞬奥様から離れる。

四つん這いになり這いながら逃げようとする奥様。
床を向いたオッパイを揺らしながら、あまりにもはかない抵抗にしか過ぎなかった。

「舐めんなよ」

スラックスのベルトを掴まれ、すぐに引き戻されてしまう。
うつ伏せのまま、背中に先輩に乗られ、太い声でうめく奥様。
奥さまのオッパイが床に潰れる。

まるでエラが張ったように肩甲骨がピクッピクッと上下に動いている。

「頭っきた、早くやっちまおうぜ」

腕を噛まれた先輩がはき捨てるように声を荒げた。

ああ・・・スラックスが脱がされていく。
憧れの奥さまの純白のパンティーが少しずつ・・・見えてくる。

「だめです・・・止めなさい・・・」

悲痛な奥さまの声。

床との摩擦・・・。
奥さまの必死で太腿を閉じ合わせる力・・・。
なかなか下がらないスラックス。

ベルトを持った先輩が中腰になり、綱引きのときのような姿勢で何度も引っ張る。

4回目・・・。
奥さまの下半身が持ち上がった。
脱げていくスラックス。

「だめーーー」

奥さまの絶叫。

足首から黒のスラックスが抜かれた。
な、なんて白い肌・・・なんだろう・・・。

締まった足首ほんのり盛り上がったふくらはぎ膝で少し細くなった後なだらかに膨らんでいく艶かしいラインが・・・。
ああ・・・しっとりした太腿女性特有の左右に張り出した骨盤そのラインが、またウエストで細くなる。

ああ・・・高価なバイオリンのようだ。

今日まで、奥様を憧れの対象としてずっとドキドキしてきた。
でも・・・今・・・メスの姿になっている奥様。

ベランダで見つめる俺の股間は、ズボンを破きそうな勢いで反り返っている。

仰向けに身体をひっくり返される奥様。
奥様を守っているのは奥さまの秘密の部分を覆うにたった一枚の純白の布・・・。
先輩達が近づかないように両足で先輩達を蹴る動きで威嚇する奥様。
蹴るたびにパンティーの布が伸び股間の形状を想像させる。

「許さないわよ、あなたたち」

かすれ声の奥様。
右手で胸を隠し、左手でパンティーを守っている。

きつい抗議の視線で、先輩達を睨む奥様。
奥さまの顔に突然放り投げられたタオル。

奥さまの両手が顔に・・・。

その隙に、パンティーのゴムにもぐりこんだ先輩の指。
力任せにズリ下ろそうとしている。

奥さまの両手がすぐに下半身に戻るが・・・。
少し遅かった。

下げられていくパンティー追う奥さまの指奥さまの指が追いつかない。

太腿を滑り膝足首へと・・・。
それまでの奥様の威厳も・・・。
プライドも・・・。
すべてが純白のパンティーとともに・・・。

そして・・・奥さまの・・・すべてが露わになった。

御主人以外に見せたことなどないであろう黒々した部分。
ベランダから奥さまのヘアーをじっと見つめる俺。
早まってきている鼓動が同じリズムで、俺のペニスの脈を刻む。

奥様が股間を隠すように身を縮める。
顔が真っ赤になった奥様。

「ばかなまね、よしなさい」

泣き顔で訴えている奥様。

「これから突っ込まれるのに、何カッコつけてんだよーー」
「去年、むりやりヤッタ先公も・・・同じこといってたよな」
「順番もあの時と同じでいいよな」

ズボンを脱ぎだす先輩達金属音がいっせいに響く。
パンツまで一緒に脱ぐ先輩も・・・。

ベランダで僕は、もう興奮の極致だった。

奥様を守る下着は全て剥ぎ取られしっとりした白い肌を晒したまま身を丸め震える奥様。
涙のためか、前髪が額に張り付いている。

下半身をむき出して、ニヤニヤしながら奥様を見下ろす先輩たち。
成熟した大人の女性が性欲ギラギラの先輩たちに怯えている。

僕はベランダの壁に股間を押し付けた。

俺の吐く息が窓ガラスに連続して曇りを作り出す。

「大人の女、マワスのって、興奮するよな」
「さっきまでエラソーにしてたのになーー」
「真っ裸で、泣いてるよ、こいつ」

先輩達の一言一言が突き刺さるかのように奥さまの表情が変化する。

「や、やめてください、お、おねがいだから・・・」

「へー、口の利き方、変わってきたぜ」
「おねがい、だってよ」
「おねがいって言葉、なんか、そそるよなーー」

「許してください」

ああ・・・一時間前まで上品で気丈だった奥様が・・・。
先輩達に・・・あやまる・・・なんて僕の家に来たときの上品で優しげな眼差しが・・・。

先輩達に対して怒りつける厳しい視線が今、怯えて、許しを請う、哀れみの目つきに変わっている。

突然、奥さまの左足首を掴んだ先輩。
奥様が右足で何度も繰り返し、先輩を蹴っている。

奥さまの蹴る右足の動きが大きいため先輩には全然当たらずすべてが、かわされている。

太腿の揺れが、僕の股間をさらに膨らませる。

見えそうで見えない茂みの中の大切な部分・・・。
ベランダから一点を見つめる俺。

「丸見えだよーー」

先輩の一言。

奥さまの暴れる右足が止まる。
その隙に、右足首も掴まれてしまった奥様。

起き上がろうとする奥さまの上半身を別の先輩に抱えられ、また床に押し倒される奥様。

起き上がろうとする奥さまの腹筋が腹部を凹凸させる。
そのたびにプリンのように揺れる二つの胸。

「イレちまえよ・・・もう」

「だめーーーーー」

まるで蛇がのた打ち回るように上下、左右に、身体をくねらせる奥様。
上半身の反動を下半身に伝え、下半身の反動を上半身に・・・。

想像外の力を振り絞る奥さまの動きただ、喧嘩慣れしている先輩達に部分部分・・・押さえ込まれていく。

腹に一人の先輩が乗り、動きの大体が押さえられ振り回していた両腕を横真一文字に広げられ・・・腕の力を止められ・・・。
両足首をぴったっと合わせられ・・・蹴り上げる力も奪われ・・・。
先輩達の見事な連携プレー。
ただただ・・・うなり声をあげる奥様。

憧れの奥様が・・・こんな獣のような声を・・・出すなんて・・・。

「じゃ、俺からヤルぜ」

足首を掴む先輩が奥さまの脚を・・・持ち上げだす。